金木犀(キンモクセイ)は知っているけど、銀木犀(ギンモクセイ)っていうのもあるの!?
という方、結構多いのではないでしょうか?
私もわりと最近まで知らなかったんですが、銀木犀というのもあるんですよねー。
金があれば、銀もあってもおかしくはないな・・・、と変に納得はしましたが、でも一体どういう違いがあるのか気になって調べてみました。
金木犀と銀木犀、一体どんな違いがあるのでしょう?
花が咲く季節など、銀木犀の特徴と合わせてご紹介します。
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もくじ
銀木犀/ギンモクセイってどんな特徴がある?花の咲く季節は?
まず、銀木犀とはどんな植物なのか特徴をご紹介します。
銀木犀の特徴
銀木犀はモクセイ科モクセイ属の常緑樹で、原産国は中国。中国から日本に入ってきたのは江戸時代だと言われています。
銀木犀の木の高さは3メートルから6メートル程に成長し、比較的育てやすく生育も旺盛なので、シンボルツリーや生け垣などとして利用されることも多い木です。
一般的に、「モクセイ」と言うと銀木犀のことを指すのだとか!
ちなみに静岡県は木犀を県木と指定していて、その他にも木犀を市町村の木として指定している自治体も日本全国にたくさんあるようです。
それだけ、親しみが深く多くの場所に植えられている木なんですね。
日本では、東北以南全体で栽培・植樹されているようです。
銀木犀の花が咲く季節は?
銀木犀は、9月下旬頃から10月頃に開花の季節を迎えます。葉っぱの脇から出た枝の先に小さな白い花をいくつも咲かせるのが特徴的。
花びらは4枚で、丸みを帯びた可愛らしい形をしています。
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銀木犀と金木犀/キンモクセイの違いは?
銀木犀の特徴をご紹介しましたが、「それって金木犀と同じでは・・・」と思ったかも知れません。当然ながら、同じモクセイ科の植物ですので、金木犀も銀木犀も似ているところが多いのが事実で、ちょっと紛らわしいかもしれません。
そこで、銀木犀と金木犀の違いを分かりやすく1つずつチェックしてみましょう!
花の色が違う
まず、一番わかりやすいのが花の色の違いです。
- 金木犀・・・オレンジ色の花
- 銀木犀・・・白色の花
花の形は似ていますが、金木犀のオレンジ色の花のほうが数が多いのが特徴。
金木犀に比べると銀木犀の白い花の数は少し少なめだと言われています。
花が咲く季節は同じで秋の9月下旬〜10月頃に開花しますが、個体差はあるものの、若干、金木犀のほうが先に咲くと言われています。
香りが違う
花の色が違うと同時に、花の香りにも違いがあります。- 金木犀・・・オレンジ色の金木犀の花はとても香りが強いのが特徴で、アロマオイルや芳香剤の原料にも使われているほどで、甘くて強い香りがします。
- 銀木犀・・・金木犀と比べると香りはとても弱めで、繊細で優雅な香りが特徴的です。
金木犀の花が近くで咲いていると、道を歩いていても強い香りが漂ってきてすぐに気づくことが多いのですが、銀木犀の花の香りは弱いので近づかないと分からない程度の優しい香りです。
ちなみに金木犀の花は銀木犀の花に比べると、5倍も香りが強いと言われています。
葉っぱが違う
葉っぱの違いも分かりやすい特徴の1つなので、花が咲いていない時期は葉っぱを見て見分けると良いですね。
- 金木犀・・・葉の周りにギザギザはあるが、細かくて一見トゲがないようにも見え、丸みがある。
- 銀木犀・・・葉の周りがトゲトゲしているのが特徴。
両方とも葉の周りにギザギザしている部分があるのですが、銀木犀のほうが尖っているのが特徴です。
花が咲いていないと、遠目には金木犀と銀木犀を見分けるのって難しいんですが、近寄って葉っぱを観察すると見分けることができますよ。
まとめ
金木犀と銀木犀の違い、お分かりいただけましたでしょうか?- 金木犀はオレンジ色の花、銀木犀は白い花
- 金木犀は花の香が強い、銀木犀は控えめ
- 花が咲く季節はどちらも秋、9月下旬〜10月頃
- 銀木犀、金木犀は生け垣やシンボルツリーとして日本各地で植えられている
ぱっと見ると見分けがつかないほど似ている2つの木ですが、よく見てみると細かな違いがあるんです。
秋が来ると、金木犀と銀木犀の違いが分かりやすいので、香りなども楽しみながらチェックしてみてくださいね。
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